菖蒲しぐれ と ダージリン

天気の良い日には、暑く感じられる今日この頃。
お花も美しく咲いて、心が洗われます。
「緊急事態宣言が出る前に」と思い
紅茶とあう和菓子はないかと探しに出かけることに。


で・・・見つけました。
写真のイメージとぴったり。
日本橋屋長兵衛 「菖蒲しぐれ」。
しぐれで抹茶あんが包まれていて、
薄桃色と黄色のコントラストが可愛らしい。
季節のお花を模して作られる「和菓子」には、
日本人特有の情緒が感じられて良いですね。
早速、和菓子と合うと聞いたことのある
紅茶(ヌワラエリア)とのペリングを試してみることに。

茶葉は、スリランカ(セイロン)産
NUWARA ELIYA(ヌワラエリア)
茶葉のグレードはOP
約3から4分蒸らしました。
この茶葉は、標高1800メートルの高地を中心に栽培されています。
胃にがつんとくるような渋みではなく、
舌の上でピリピリとするような快い渋みと
セイロンらしい、緑を思わせる香りがあります。

感想は・・・
正直「うーん、違うな・・・」でした。
紅茶自体は、とてもフレッシュで美味しかったのですが
お菓子が優しい味わいなので、お菓子の風味が負けてしまうんです。
逆にいうと、紅茶の香り、味の方が個性が強い。
相性の問題とも言えますね。
抹茶あんの、抹茶の香りを消してしまう印象。
そこで、違う紅茶で試してみました。

春摘みダージリン。
ダージリンはインド産紅茶で、
ヒマラヤ山岳地帯約2300mの高知で栽培されるため、
ヌワラエリヤと同じく。寒暖差と霧の影響を受け育ちます。
フルーティーな香りと刺激的な渋みが持ち味。
高級紅茶のイメージです。

インド産ダージリン(DARJEELING)にも
茶摘みのシーズンがあり、
それぞれファースト・フラッシュ(4月上旬から)
セカンド・フラッシュ(5から6月摘み)
サード・ティー(8から9月摘み)とあります。
日本の緑茶にも、一番茶(新茶)・二番茶・
三番茶がありますよね。
クオリティーシーズンはセカンドフラッシュの頃。
特に最高品質のものは味、渋み、甘味のバランスと
「マスカット・フレーバー」と呼ばれる独特の香りから、
「紅茶のシャンパン」とも。
水色もファーストフラッシュより濃くなります。
今回は「春摘みダージリン」。
セカンドフラッシュよりも、水色、香り、渋みも淡く、
私は飲みやすく感じます。
そして今回のお菓子、
「菖蒲しぐれ」との相性も良かった(*´∀`人 ♪
ちゃんと、抹茶の香りを楽しめました。
渋みが感じられるのも良いです。
いずれにしても、相性って大切ですね。
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