オペラ「アンドレア・シェニエ」と映画「フィラデルフィア」

「tearoom  Rose」にお越し下さり

ありがとうございます😃


私事ですが、映画鑑賞も大好きで

何度も見る、見たくなる映画は基本

金銭的に許される範囲でDVD・Blu-ray

購入します。

でもAmazon primeを見ていると、懐かしい

大好きな映画のセールが・・・。

時代と共に、メディアもデータ購入の時代なのか、

と微妙な気持ちになります。


さて、いきなりですが

本日はオペラ「アンドレア・シェニエ」と

そのアリアが効果的に使用されている

映画「フィラデルフィア」のお話です。




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「アンドレア・シェニエ」というオペラを

ご存じでしょうか?


アンドレア(アンドレ)・シェニエは

フランスの詩人で、実在した人物です。


簡単に内容を申しますと

オペラは全4幕。

オペラ第1幕では貴族令嬢であるヒロインの館が舞台。

今でいうパーティーに招かれていた

詩人アンドレア・シェニエとヒロインが

初めて出会います。

しかし、第2幕ではすでにフランス革命後。

ルイ16世も王妃マリー・アントワネットも

断頭台の露と消えています

ヒロインの邸宅は、貴族を憎む暴徒に

焼かれ焼失。

その際ヒロインの母はなくなり、病に臥した

ヒロインを養い守るため、家庭教師は娼婦に。

そんな中、詩人とヒロインは再会。

そして、ロベスピエール率いる怒涛の

恐怖政治の時代、恋人たちの運命と結末は・・・


といった内容です。


そして、第三幕でヒロイン・マッダレーナが歌う

アリア「なくなった母が」“La mamma morta」が

効果的に使われているのが映画「フィラデルフィア」

なんです。

実は、ワタクシこの映画を見るまでは

「アンドレア・シェニエ」を知りませんでした。

(お前もか!!、というお声が聞こえそうで怖い)

(ノ_<)


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トム・ハンクス主演の「フィラデルフィア」。

1993年アメリカの法廷ドラマ映画で、主演の

トム・ハンクスはアカデミー主演男優賞に

選ばれています。


内容は・・・


病気を理由に不当解雇された優秀な弁護士の

トム・ハンクス演じるアンドリュー・バケット。

かつてある訴訟をめぐって渡り合ったことのある

敏腕弁護士ジョー・ミラー(デンゼル・ワシントン)に

依頼し、会社を訴える・・・


という内容。


1993年当時の時代を背景に、シリアスな

テーマを扱った、とても感動的な映画でした。


そして、この映画の真髄とも言えるシーンで

オペラ「アンドレア・シェニエ」のヒロインが

歌う『亡くなった母を』が流れます。


翌日に大切な裁判を控え、その打合せに来た弁護士。

体調不良な中、オペラのアリアに合わせて

歌い主人公。

初めは「明日の打合せに来たんだけど・・・」と

面倒臭そうな表情の弁護士。

しかし、その気迫あふれる主人公の様子に次第と

引き込まれていきます。

まさに、この映画最大の見どころ。






このアリア・歌詞が、映画内のトム・ハンクスと

ぴったりと重なり、絶望の只中でいながらも

「生きる」ということを

これでもかと言う程、神々しく表現。

トム・ハンクスの演技力も素晴らしいのですが

このアリアを歌っているのが、

あのディーバ、マリア・カラス❗️

彼女の素晴らしい歌唱力と演技力の力も

大変大きいと感じました。


映画からにしろ、オペラからにしろ感動的な

芸術に出会えるのはとても貴重なこと。


定期的にみたくなる映画であり

聞きたくなるアリアです。








機会がございましたら、映画・オペラ共に

是非一度ご覧くださいませ。


本日も最後までありがとうございました。



テーマ : オペラ
ジャンル : 音楽

「亡き王女のためのパヴァーヌ」とコバルト文庫

「tearoom  Rose」にお越し下さり

有難うございます。

本日は思い出語りにもなりそうですが

最後までお付き合いくださると嬉しいです。

よろしくお願い致します。


以前、「疲れ切った時に聴きたい曲」として

グスタフ・マーラー作曲の

交響曲第5番第4楽章「adagietto」について

書いたことがありました。
        



今日はそれも含め、私的なBEST 3 の中の1曲

フランスの作曲家

モーリス・ラヴェルの

「亡き王女のためのパヴァーヌ」についての

お話です。


早速ですが、「亡き王女のためのパヴァーヌ」

ピアノVer.    




辻井伸行さんの演奏です。 



この曲大好きな方、沢山いらっしゃいますよね。



さて、いきなりですが


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見るからに古そうな本ですが

それもそのはず。

第1版発行が昭和57年‼️

定価260円 w(゚o゚)w

じんわり確実に物価って上がってるんだなあ、と

再認識いたしました。

集英社のコバルトシリーズといえば

当時でいうところの少女向け小説シリーズです。

実は、私、この本がきっかけで

「亡き王女のためのパヴァーヌ」を

知ることができました。

子供の頃から、結構読書好きで

大切なお小遣いで、本を買っていました。

じゃあ、この小説と「亡き〜」とどういう関係が?

と思われますよね。

もちろん、内容と関係あるんです。



内容を簡単に説明させて頂くと・・・



舞台はイギリス。

主人公のウィローは16歳。

両親に愛されて育ったものの、

両親にはない音楽の才能を持ったウィローは

その才能のおかげで音楽専門学校でも

奨学金をもらいながら努力し、成績も優秀。

コンサートピアニストの夢も現実的に見えて

きたところ。

先生から新しい課題曲ラヴェルの

「亡き王女のためのパヴァーヌ」に

取り組むも、なかなか掴めず悩んでいます。

そんな時、彼女の才能を妬んだ同級生が

偶然知った彼女の秘密を本人に告げるのです。

「あなた、もらいっ子でしょ?」と。

少女小説にありそうですよね〜

とても愛してくれ、大切に想ってくれているけれど

音楽には理解のない両親。その理由がわかった

気もするし、ますます音楽の道に進みたいとは

いえなくなったヒロイン。

ショックとスランプで体調を崩し、

母親や先生の勧めで休養を余儀なくされます。


休養先はコーンウォールの小さな古い城館。

そこでウィローは1枚の古い肖像画に出逢います。

数奇な運命の悪戯で、敵国イギリス人の

養女になったスペイン王女の肖像でした。

その日から、黒い瞳の憧れと寂しさを

漂わせた王女が、夜毎不思議な夢の世界へ

ウィローを誘う・・・

という内容。



夢の世界で起こった証拠が、ヒロインの住む

場所で見つかっていくなど、夢と現実がシンクロ

していく展開にはとても引き込まれ

少女小説にはおさまらない魅力を持った面白さ。

でも、今では廃刊なんです。残念。

で、話を戻しますと、本の中で

「亡き王女〜」をこのように表現していました。

「16、17世紀にもてはやされた舞踏曲の、

優しい郷愁を誘うような美しさ」

「忘れられた昔の人形のように、

華麗な衣装に身を飾ったスペイン宮廷の

紳士、淑女たちがこの曲にのって、ゆっくりと

滑るように踊っている様子が目に

浮かんでくるようだった」と。


そんなに素敵な曲なら、ぜひ聴きたい❣️

当時、学生で吹奏楽部だった私は

担当で音楽の先生に「聴かせてください」と

お願いしたことをよく覚えています。

とても親切な女性の先生で、

私のために、わざわざ録音して

くださいました +゚。*(*´∀`*)*。゚+

今でも感謝しています。

そしてその日から、この曲は私の⭐️宝物⭐️

と言えるくらい大好きな1曲になりました。


ところで、本の表紙の絵の王女様

なんだか似た絵を思い出しませんか?




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そう、スペイン宮廷画家ディエゴ・ベラスケス

「青いドレスのマルガリータ王女」

王女マルガリータはスペイン・ハプスブルク家

フェリペ4世の娘で、 後にウィーン・ハプスブルク家の

レオポルド1世の后となりました。

 この肖像画は、王女が8歳のときにウィーン・

ハプスブルク家への贈り物として、 宮廷画家

ベラスケスによって描かれた絵画です。

ベラスケスは王女マルガリータの肖像画を

いくつか残していますが、この作品はなくなる

1年前に制作されたそうです。


が、しかし。

諸説あるものの、実際にラヴェルが

ルーヴル美術館で見て、作曲の

インスピレーションを得た!と

言われる絵はこちらのようです。



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王女2歳ごろと言われています。

とてもロマンティックな逸話なのですが

そもそもこの曲は、歴史上の特定の王女に捧げて

作られたものではなく、スペインにおける

風習や情緒に対するノスタルジアを表現

しているとのこと。

まあ、どちらが本当でも、

優しく穏やかで、哀愁の漂う、

美しい曲であることには変わりません。


さて、直接は関係ないのですが。


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こちらの絵、バックが青色で

胸には美しいパールのネックレスと共に

装飾の凝ったコイン型のペンダントを

しています。

彼女はトスカーナ大公コジモ一世の長女。

コジモ1世が正妻エレオノーラ・ディ・トレドと

結婚する前に、フィレンツェの貴婦人との間に

生まれた子といわれています。

異母兄弟とともに宮廷で大切に育てられましたが、

1542年1月にわずか5歳もしくは6歳で亡くなりました。

首から下げた大ぶりのチェーンの先には父コジモ一世の

横顔が彫られたメダルで、婚外子であってもメディチ家の

一員として認められていたことを示しているとか。


そう思うと本の表紙にもあるように当時、コインの

ペンダントには特別な意味や役割があったのでしょうか。

謎です。


さて、ラヴェル自身はこの曲に対して「大胆さに欠ける」

など批判的な意見を述べていたようですが、

晩年、自身が重度の「ウェルニッケ失語症」に

陥った状態でこの曲を聴いた際、

「美しい曲だね。これは誰の曲だい?」

と尋ねた、という逸話が残っています。

結局ラヴェル自身、お気に入りの

曲だったって事ですよね (^∇^)


さて、長文になってしまいました。

最後に、オーケストラバージョンを。

作曲だけでなく、編曲の才能もあったラヴェル。

それゆえ「オーケストラの魔術師」と

呼ばれていました。

オーケストラ演奏も美しい。

     



(ミュンシュ指揮 パリ管弦楽団演奏)


本日も最後までお付き合いくださり

有難うございました。

どうぞこれからも

よろしくお願い致します。

(*^_^*)

テーマ : 音楽のある生活
ジャンル : 音楽

疲れ切った夜に聴きたい曲

お忙しい中、 tearoom Rose にお越しくださり

有難うございます (*^_^*)


以前、「眠れぬ夜に」お勧めの曲として

フジ子・ヘミングさんの演奏で

リスト作曲の「コンソレーション(慰め)」

お話をしたことがありました。

   ↓










不思議と、この曲を聴き始めると

睡眠のスイッチが入り、

気づくとストン・・・と眠れるのです。

それも、なぜかフジ子・ヘミングさんの

演奏が心地よいのですよね。



さて本日は、私自身がストレスで疲れ切り、

身も心も凝り固まってしまった時に

聴いている曲のお話です。

ぜひ、最後までお付き合いいただけると

幸いです 😊


その曲は、こちら。

マーラー作曲の、交響曲第5番第4楽章

adagietto。







演奏:ノイマン指揮 

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 1977年

の演奏です。

動画には、

演奏:カラヤン指揮

ベルリンフィルハーモニー演奏もあるのですが

私はなぜか、このチェコ・フィルの演奏が

落ち着きます。

曲冒頭の、間の取り方が、

しっくりくるというか、

相性が良いのですよね💕

この曲に、身も心も任せて

ただ静かに聞いていると、

凝り固まった感情がほぐれていくのを

感じます。


さて、ご存じの方もおられると

思います。

この曲、こちらの映画で使用されました。


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初めてみた時は、色々な意味で

衝撃というと大袈裟でしょうか。

美しい音楽とヴェニスの風景。

何より魔性の美少年と、

それに翻弄される芸術家中年男性。

男性の視線に明らかにわかった上で

自分の美しさを見せつけ、

それを楽しむかのような美少年。

あまりの美しさに隠れているけれど、

何とも残酷な映画です。

特に、自分の若さや美しさが

失われていくことを知る世代には。


個人的には、音楽のジャンルに関係なく、

自分の大好きな曲が一番の癒し曲になると

思っているのですが、

自分には特に思い入れのある曲。

是非ご一緒に

お聴きいただければ幸いです。



本日も、最後までお付き合いくださり、

有難うございました。

急に、寒くなりました。

どうぞ、暖かくお過ごしください。


今後ともよろしくお願いいたします。

(^-^)



テーマ : 音楽のある生活
ジャンル : 音楽

トゥーランドットのリュー と ホワイトローズティー

先日、成城石井で見つけた


ペットボトルのお茶。見つけた瞬間に


オペラ「トゥーランドット」のリューのイメージに


ぴったりだと思い、心浮き立ちました💕



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中国茶は


大きく分けて 6種類+1


・緑茶(無発酵もしくは不発酵とも)


白茶(弱発酵)

 白毛のまだ取れない新芽を採取し、

 軽く酸化させた後、揉捻せず乾燥して仕上げる。

 福建省で多く生産されるが、その量が

 少ないので貴重と言われている。

 東洋医学においては、体内の

 悪い熱を取るとも言われ、その熱が

 原因の吹き出物を抑える作用がある為

 美肌効果も期待できるそう。


・黄茶(弱・後発酵)


・青茶(半発酵)


・紅茶(完全発酵)


・黒茶(後発酵)



・加工茶(花茶)

 花を使ったり、花や果実の香りを移したり

 手を加えたお茶。


その中でも、写真のものは白茶にローズを


ブレンドしたお茶なのだそうです。


オーガニックなのも良いところ。


「トゥーランドット」は以前


ご紹介したことがあるオペラ。


古代中国が舞台です。


  


https://tearose0628flute.blog.fc2.com/blog-entry-50.html



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あらすじは・・・


求婚にきた王子様に謎を3つだし、


説ければ結婚、解けなければ死‼️


という美しい姫「トゥーランドット」。


姫に一目惚れした、王子カラフ


(敵国に国を滅ぼされて、放浪中)。


偶然再開した父王と、


王のお世話をしつつ以前自分に一度だけ


優しく微笑んでくれたカラフへの


淡い恋心を抱く女奴隷リューに


止められるのを振り切り、挑みます。


謎を解くも、結婚を嫌がる姫に同情し、


「夜明けまでに私の名前がわかったら、


命を差し上げましょう」というのです。


姫は躍起になって、国中に


「誰も寝てはならぬ」とおふれを出し、


何としても、謎を解いた王子の名前を


調べさせます。


ここで、かの有名なアリア


「誰も寝てはならぬ」が歌われます。


       


オペラ「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」


この歌は、ぜひルチアーノ・パヴァロッティの


歌声で聴きたいですよね。


その後、王子カラフ(この時点ではまだ


バレてません)と話をしているのをみた!と


父王と、女奴隷リューが引っ立てられてきます。


リューは父王とカラフを庇い、


男(カラフ)の名を知っているのは


自分だけだ、と叫ぶのです。


女奴隷はヒロインではありませんが、


とても美しいアリアが数曲も与えられています。


特に、冒頭にご紹介したホワイトローズティーの


イメージがこの時に歌われた、リューのアリア、


「心に秘めて告白もしていない大きな愛です」。


男(カラフ)の名を教えるくらいなら


拷問を受けて死にましょう、という


リューの強い気持ちに対し、


トゥーランドット姫は


「何がそのような力を与えるのか」と問います。


リューは答えます。


「心に秘めて告白もしていない大きな愛です


 その愛の大きさはこの苦痛ですら


 私にとっては甘美なのです


 なぜといってそれが私のご主人様に


 贈り物となるからです・・・


 なぜなら黙っていれば私はあの方に


 貴女の愛を贈れるからです


 貴女に彼を贈りましょう、お姫様!


 それで私は全てを失います!


 不可能だった儚い夢までも・・・


 私を縛ってください!私を苦しめてください!


 痛めつけて私に苦しみを与えて下さい!


 ああ、それこそが私の最高の


 私の愛の贈り物なのです!」と。


(「魅惑のオペラ」付属冊子より)



健気で一途なリューの


悲しげで繊細な歌、歌詞に涙します😭


そしてその後、リューの代表的なアリア


「氷のような姫君の心も」に続きます。


       


「氷のような姫君の心も」



さて、ホワイトローズティーのお話です。


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こちらは、中国茶器。


細長い右側が「聞香杯」。


最初にこちらにお茶を注ぎ、


すぐ、左側の「茶杯」へ移し替えます。


聞香杯は、お茶の残り香を嗅ぎ


その香りを楽しむための杯。


お茶を楽しむ為のこだわりを感じますよね。


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そして、茶杯でお茶を飲みます。


元々大きな杯ではないので


何回も注いで飲みます。


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風味の感想を言わせて頂くと、


「喉が乾いた」からといって、ガブガブと


お水や緑茶感覚で飲むタイプのお茶ではありません。


香り自体は強く、渋みもあります。


私は茶杯で少しずつ飲んだせいか


飲み進めるほどに、渋みと強い香りが


どんどん強く感じるようになり


1本全部飲めませんでした


(つД`)ノ


ただ、考えようで、1時間以上ある


オペラを楽しむなら、お気に入りの茶器で


少量ずつ、芳醇なお酒のように


じっくりオペラと共に楽しむのも


良いのかな・・・と思います🥰



お気に入りの「リュー」のお話だったので


つい、長文になってしまいました。


最後までお付き合いくださり


ありがとうございました💕








テーマ : オペラ
ジャンル : 音楽

オペラ「トゥーランドット」と「白桃烏龍極品」

随分日が暮れるのが早くなりました。

その分少し寂しいような、

感傷的になりやすい季節。


さて、そんな週末は

思い切り感情を揺さぶられるオペラや

映画がみたい‼️

という事で、今日は

オペラ「トゥーランドット」を。


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作曲家 プッチーニ作のオペラ。

ストーリーは知らなくても、

名を秘めた王子の歌うアリア

「誰も寝てはならぬ」は耳にした方は

沢山おられると思います。

かつてのトリノオリンピック開会式で

今は亡き、ルチアーノ・パバロッティが

歌いました。

フィギアスケートの荒川静香さんが、

この曲で演技し、金メダルを獲得され

日本中、大歓喜したのも懐かしい💝


舞台は、伝説の時代の中国北京。

神秘的な宮殿に住む、美貌の王女

トゥーランドット姫に求婚する王子たちが

やってきます。結婚の条件は

 ①王族で王子であること、

 ②姫が出す3つの謎を解くこと。

ただし、1問でも解けなければ

月の出とともに、その首を刎ねるという

美しくも氷のような冷酷な心を持つ姫 

((((;゚Д゚))))))) 恐ろしい!!

しかし、祖国を滅ぼされ放浪中の王子が

命懸けの質問に挑み、見事3つの謎を解くのですが・・・

といったストーリー。

写真左の小学館版は、実際の紫禁城天清殿を

舞台に、チャン・イーモウ映画監督が

演出を務めた、ゴージャスな舞台。

フィレンチェ五月音楽祭歌劇場の

北京公園です。

右側は、匿名の王子を世界三大テノールの

中の一人、ドミンゴが王子役で歌う、

メトロポリタン歌劇場の舞台。

こちらも聴きごたえあります。

秋の夜長に是非一度ご覧になってください

(*^_^*)

個人的には、王子に淡い恋心を寄せる

女奴隷リューの歌うアリアが

最高に繊細で美しく、大好き。

このオペラをご覧になる機会がありましたら、

是非リューのアリアにも注目して

お聴きいただけたらと思います

+.(*'v`*)+


さて、今回は美しいトゥーランドット姫の

イメージでお茶を選んでみました。


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LUPICIAの「白桃烏龍 極品」。

上質な台湾烏龍茶に、みずみずしい

白桃の香りを着香。

レッドローズがブレンドされていて

封を切った瞬間からリアルな白桃の香りが

漂い、気分も上がります。


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今日は、茶葉や水色がわかりやすいよう

耐熱ガラス製の中国茶器で入れてみました。


茶壺(チャフー)で蒸らし中。

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約2分過ぎたら

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お茶の濃さや味をむらなく均一にするため、

茶海(チャカイ)に移し

茶杯へ注ぎます。

紅茶でいうところの

セカンドポットの役割ですね。

口に含むと、リアルな白桃の香りと、

その後台湾茶の香りと甘味が

素晴らしい。

LUPICIAでも、人気を誇るお茶なのだそうです。

美しい音楽と歌、舞台に酔いしれつつ

味わうには最高のお茶でした。


今日も、最後まで

ありがとうございました

(*^_^*)





テーマ : オペラ
ジャンル : 音楽

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音楽と紅茶をこよなく愛する主婦です。
紅茶を飲みながら、気軽にお喋りするように。
大好きな紅茶や音楽、本について書いていければと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。


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