カラヴァッジョと、PEACH &PEARの香り
幾つになっても、自分の価値観を変えてくれる
経験って貴重で嬉しいですよね
そんな経験をさせてくれたのが、
2019年に開催された「カラヴァッジョ展」でした。

それまでの私の印象は、
「暗くて、宗教画が多い割には泥臭い印象で、
マリアもキリストも庶民的で神々しい感じがなく、
華やかさも無いし。あんまり好きじゃない」
でした。
ところが、実際に行ってみると、
180度代わってしまい、
複数回足を運んでみる程ハマることに。
この本で、予習し、

こちらも購入し、


本を読み、カラヴァッジョについて
知っていくのは本当に楽しい時間でした。
カラヴァッジョとは、イタリアのミラノに生まれた画家。
元々カラヴァッジョとは、町の名前で
本名は、ミケランジェロ・メリージ。
6歳の時、ペストで父をなくし、
13歳で独り立ちを余儀なくされます。
ミラノで画家の見習いとして弟子入りし、
目覚ましく活躍していくのですが・・・
静物画や少年、市井の人々を描いていましたが、
段々と宗教画や神話も多く描くようになり
売れっ子になっていくカラヴァッジョ。
その巧みさと芸術性とは裏腹(?)に、
生来の切れやすさ、喧嘩っぱやさが仇となり、
たびたび事件や騒ぎを起こすように。
「2週間はアトリエにこもって仕事をすると、
今度は1・2ヶ月従者を引き連れ、剣を下げて
盛り場を遊び回った」と言われていたのだそう。
勿論、そんな生活が良いはずもなく、
暴行傷害、名誉毀損、殺人未遂を起こし、
裁判沙汰に。
そしてとうとう、1606年、殺人事件を起こすのです。
一体何を思って、宗教画を描いていたのか。
大丈夫ですか?カラヴァッジョさん!!
と私は問いたいくらい・・・。
死刑宣告を受けたカラヴァッジョは、ローマから逃亡。
生活資金の必要性から、絵画を描いては逃げ、
逃げては描きを繰り返し、
最後は熱病で、野垂れ死に‼️
しかし、その慌ただしい切羽詰まった時期というのは、
芸術性の深みを増し、数多くの名作を生んだ時期と言われます。
私がハマってしまったきっかけとなったのが、
旧約聖書に出てくるエピソードを題材に描かれた、
下中央の絵画、「ダヴィデとゴリアテ」

首を持っているのがダヴィデ、首(‼️)がゴリアテ。
画家の遺言と言われている、カラヴァッジョ最後の絵。
首のみになったゴリアテは
カラヴァッジョ自身の自画像。
諸説ありますが、当時の教皇の甥、ボルケーぜ枢機卿に
懺悔の気持ちと、恩赦推進の依頼をするために
製作されたとのこと。
自画像である自分自身の首を、
どんな思いで見つめていたのか。
ダヴィデのなんとも言えない、虚で悲しい表情が
心に残り、忘れられません。
カラヴァッジョの逃亡劇を考えるにつけ、
運命の皮肉を感じます。
転落していく人生とは反比例するように、
その芸術性は高まり、深みを増す。
自分の名声が高まれば高まるほど、
「その絵を描いたのは、私だ。
私は、ここにいる‼️」
と、叫び、名乗りをあげたかっただろうな。
でも、逃亡中の身ではできるはずも無く・・・。
そう思うと、辛くて悲しくなります。
そんなこんなで、想像逞しくした為、
すっかりハマってしまったという次第。
ところで、逃亡しつつ書かれた絵画は、
イタリアの画家たちに影響を及ぼし、
その様式を受け継いだ画家達を
「カラヴァッジェスキ」と呼ぶようになります。
そして、彼らはヨーロッパ各地に渡り、
カラヴァッジョの手法を広め、
バロック絵画の幕開けとなるのです。
カラヴァッジョの描いた、闇と光。
ただの技法だけでなく、
彼の人生の闇に刺す一筋の光が
彼にとっての絵画・芸術だったのかな、
そう思わずにはいられません。
さて、とっても濃いカラヴァッジョの話の後には、
さわやかな紅茶でリフレッシュ。

メーカー名:Janat(ジャンナッツ)
紅 茶 名:PEACH & PEAR

主役になれる、甘く爽やかな着香茶には、しっかりとしたお菓子ではなく
素朴な焼き菓子をペアリング。

コンビニやスーパーで購入できる、手軽さも魅力です。

紅茶缶も、二匹でお茶をしている猫ちゃんの
シルエットが愛らしい(#^.^#)
魅力的な紅茶感は、見ているだけでも楽しい。
さて、カラヴァッジョに熱くなって
長文になってしました(/∀\*)
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いいたします(*^_^*)
経験って貴重で嬉しいですよね
そんな経験をさせてくれたのが、
2019年に開催された「カラヴァッジョ展」でした。

それまでの私の印象は、
「暗くて、宗教画が多い割には泥臭い印象で、
マリアもキリストも庶民的で神々しい感じがなく、
華やかさも無いし。あんまり好きじゃない」
でした。
ところが、実際に行ってみると、
180度代わってしまい、
複数回足を運んでみる程ハマることに。
この本で、予習し、

こちらも購入し、


本を読み、カラヴァッジョについて
知っていくのは本当に楽しい時間でした。
カラヴァッジョとは、イタリアのミラノに生まれた画家。
元々カラヴァッジョとは、町の名前で
本名は、ミケランジェロ・メリージ。
6歳の時、ペストで父をなくし、
13歳で独り立ちを余儀なくされます。
ミラノで画家の見習いとして弟子入りし、
目覚ましく活躍していくのですが・・・
静物画や少年、市井の人々を描いていましたが、
段々と宗教画や神話も多く描くようになり
売れっ子になっていくカラヴァッジョ。
その巧みさと芸術性とは裏腹(?)に、
生来の切れやすさ、喧嘩っぱやさが仇となり、
たびたび事件や騒ぎを起こすように。
「2週間はアトリエにこもって仕事をすると、
今度は1・2ヶ月従者を引き連れ、剣を下げて
盛り場を遊び回った」と言われていたのだそう。
勿論、そんな生活が良いはずもなく、
暴行傷害、名誉毀損、殺人未遂を起こし、
裁判沙汰に。
そしてとうとう、1606年、殺人事件を起こすのです。
一体何を思って、宗教画を描いていたのか。
大丈夫ですか?カラヴァッジョさん!!
と私は問いたいくらい・・・。
死刑宣告を受けたカラヴァッジョは、ローマから逃亡。
生活資金の必要性から、絵画を描いては逃げ、
逃げては描きを繰り返し、
最後は熱病で、野垂れ死に‼️
しかし、その慌ただしい切羽詰まった時期というのは、
芸術性の深みを増し、数多くの名作を生んだ時期と言われます。
私がハマってしまったきっかけとなったのが、
旧約聖書に出てくるエピソードを題材に描かれた、
下中央の絵画、「ダヴィデとゴリアテ」

首を持っているのがダヴィデ、首(‼️)がゴリアテ。
画家の遺言と言われている、カラヴァッジョ最後の絵。
首のみになったゴリアテは
カラヴァッジョ自身の自画像。
諸説ありますが、当時の教皇の甥、ボルケーぜ枢機卿に
懺悔の気持ちと、恩赦推進の依頼をするために
製作されたとのこと。
自画像である自分自身の首を、
どんな思いで見つめていたのか。
ダヴィデのなんとも言えない、虚で悲しい表情が
心に残り、忘れられません。
カラヴァッジョの逃亡劇を考えるにつけ、
運命の皮肉を感じます。
転落していく人生とは反比例するように、
その芸術性は高まり、深みを増す。
自分の名声が高まれば高まるほど、
「その絵を描いたのは、私だ。
私は、ここにいる‼️」
と、叫び、名乗りをあげたかっただろうな。
でも、逃亡中の身ではできるはずも無く・・・。
そう思うと、辛くて悲しくなります。
そんなこんなで、想像逞しくした為、
すっかりハマってしまったという次第。
ところで、逃亡しつつ書かれた絵画は、
イタリアの画家たちに影響を及ぼし、
その様式を受け継いだ画家達を
「カラヴァッジェスキ」と呼ぶようになります。
そして、彼らはヨーロッパ各地に渡り、
カラヴァッジョの手法を広め、
バロック絵画の幕開けとなるのです。
カラヴァッジョの描いた、闇と光。
ただの技法だけでなく、
彼の人生の闇に刺す一筋の光が
彼にとっての絵画・芸術だったのかな、
そう思わずにはいられません。
さて、とっても濃いカラヴァッジョの話の後には、
さわやかな紅茶でリフレッシュ。

メーカー名:Janat(ジャンナッツ)
紅 茶 名:PEACH & PEAR

主役になれる、甘く爽やかな着香茶には、しっかりとしたお菓子ではなく
素朴な焼き菓子をペアリング。

コンビニやスーパーで購入できる、手軽さも魅力です。

紅茶缶も、二匹でお茶をしている猫ちゃんの
シルエットが愛らしい(#^.^#)
魅力的な紅茶感は、見ているだけでも楽しい。
さて、カラヴァッジョに熱くなって
長文になってしました(/∀\*)
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いいたします(*^_^*)
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