トゥーランドットのリュー と ホワイトローズティー
ペットボトルのお茶。見つけた瞬間に
オペラ「トゥーランドット」のリューのイメージに
ぴったりだと思い、心浮き立ちました💕
中国茶は
大きく分けて 6種類+1
・緑茶(無発酵もしくは不発酵とも)
・白茶(弱発酵)
白毛のまだ取れない新芽を採取し、
軽く酸化させた後、揉捻せず乾燥して仕上げる。
福建省で多く生産されるが、その量が
少ないので貴重と言われている。
東洋医学においては、体内の
悪い熱を取るとも言われ、その熱が
原因の吹き出物を抑える作用がある為
美肌効果も期待できるそう。
・黄茶(弱・後発酵)
・青茶(半発酵)
・紅茶(完全発酵)
・黒茶(後発酵)
と
・加工茶(花茶)
花を使ったり、花や果実の香りを移したり
手を加えたお茶。
その中でも、写真のものは白茶にローズを
ブレンドしたお茶なのだそうです。
オーガニックなのも良いところ。
「トゥーランドット」は以前
ご紹介したことがあるオペラ。
古代中国が舞台です。
↓
https://tearose0628flute.blog.fc2.com/blog-entry-50.html
あらすじは・・・
求婚にきた王子様に謎を3つだし、
説ければ結婚、解けなければ死‼️
という美しい姫「トゥーランドット」。
姫に一目惚れした、王子カラフ
(敵国に国を滅ぼされて、放浪中)。
偶然再開した父王と、
王のお世話をしつつ以前自分に一度だけ
優しく微笑んでくれたカラフへの
淡い恋心を抱く女奴隷リューに
止められるのを振り切り、挑みます。
謎を解くも、結婚を嫌がる姫に同情し、
「夜明けまでに私の名前がわかったら、
命を差し上げましょう」というのです。
姫は躍起になって、国中に
「誰も寝てはならぬ」とおふれを出し、
何としても、謎を解いた王子の名前を
調べさせます。
ここで、かの有名なアリア
「誰も寝てはならぬ」が歌われます。
↓
この歌は、ぜひルチアーノ・パヴァロッティの
歌声で聴きたいですよね。
その後、王子カラフ(この時点ではまだ
バレてません)と話をしているのをみた!と
父王と、女奴隷リューが引っ立てられてきます。
リューは父王とカラフを庇い、
男(カラフ)の名を知っているのは
自分だけだ、と叫ぶのです。
女奴隷はヒロインではありませんが、
とても美しいアリアが数曲も与えられています。
特に、冒頭にご紹介したホワイトローズティーの
イメージがこの時に歌われた、リューのアリア、
「心に秘めて告白もしていない大きな愛です」。
男(カラフ)の名を教えるくらいなら
拷問を受けて死にましょう、という
リューの強い気持ちに対し、
トゥーランドット姫は
「何がそのような力を与えるのか」と問います。
リューは答えます。
「心に秘めて告白もしていない大きな愛です
その愛の大きさはこの苦痛ですら
私にとっては甘美なのです
なぜといってそれが私のご主人様に
贈り物となるからです・・・
なぜなら黙っていれば私はあの方に
貴女の愛を贈れるからです
貴女に彼を贈りましょう、お姫様!
それで私は全てを失います!
不可能だった儚い夢までも・・・
私を縛ってください!私を苦しめてください!
痛めつけて私に苦しみを与えて下さい!
ああ、それこそが私の最高の
私の愛の贈り物なのです!」と。
(「魅惑のオペラ」付属冊子より)
健気で一途なリューの
悲しげで繊細な歌、歌詞に涙します😭
そしてその後、リューの代表的なアリア
「氷のような姫君の心も」に続きます。
↓
さて、ホワイトローズティーのお話です。
こちらは、中国茶器。
細長い右側が「聞香杯」。
最初にこちらにお茶を注ぎ、
すぐ、左側の「茶杯」へ移し替えます。
聞香杯は、お茶の残り香を嗅ぎ
その香りを楽しむための杯。
お茶を楽しむ為のこだわりを感じますよね。
そして、茶杯でお茶を飲みます。
元々大きな杯ではないので
何回も注いで飲みます。
風味の感想を言わせて頂くと、
「喉が乾いた」からといって、ガブガブと
お水や緑茶感覚で飲むタイプのお茶ではありません。
香り自体は強く、渋みもあります。
私は茶杯で少しずつ飲んだせいか
飲み進めるほどに、渋みと強い香りが
どんどん強く感じるようになり
1本全部飲めませんでした
(つД`)ノ
ただ、考えようで、1時間以上ある
オペラを楽しむなら、お気に入りの茶器で
少量ずつ、芳醇なお酒のように
じっくりオペラと共に楽しむのも
良いのかな・・・と思います🥰
お気に入りの「リュー」のお話だったので
つい、長文になってしまいました。
最後までお付き合いくださり
ありがとうございました💕