kindleで「戦争は女の顔をしていない」
「tearoom Rose」にお越し下さり
ありがとうございます。
今回は、最近読んだ本で、
激しく心を動かされた書籍のお話です。
よろしければお付き合いくださいませ。
(#^.^#)
今年のお正月、2ヶ月99円で
kindle Unlimitedキャンペーンを発見した
ことから始まります。
以前も数ヶ月間利用していたので
飛びついてしまいました😍
目は疲れるけれど、さまざまなジャンルの本を
試せるのが魅力です。
で、今回最初に読んだのがこの本。
全くの偶然で、おすすめに上がって
きたのですが・・・
この本、
本当に、読んで良かった‼️
と思えた一冊でした。
2015年にノーベル文学賞を受賞されたので
ご存知の方も沢山おられると思います。
(100分で名著よりお借りしました)
というか、私が知ったのが遅いのですが
できるだけ簡単にご説明させていただくと・・・
『戦争は女の顔をしていない』は、第二次世界大戦中、
ソ連軍に従軍した女性たちの姿を、著者である
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチさんが
五百人を超える証言者を訪ね、その方々の
生の声から描き出した作品で
「証言文学」と言われるジャンルだそうです。
(100分で名著よりお借りしました)
ロシア語の原著が出版されたのは1985年。
ソ連共産党書記長であるゴルバチョフが
ペレストロイカを始めた年。
それまでほとんど公に語られることのなかった
従軍女性に初めて光を当てた作品です。
第2次世界大戦中、ナチス率いるドイツ軍との
戦いに、愛国心から自ら志願し前線に出ていく、
少女達(12、13歳から)。
さまざまな国で翻訳版が出版され、映像化、
最近では日本でコミック化もされています。
著者の感想や考えはほとんど書かれておらず、
当事者の証言が続く為、正直初めは
読みにくさも感じました。
でも、そのうちどんどん引き込まれ
最後には少し大袈裟ですが
ボーゼンとしてしまいました (;д;)
本の内容も、開戦直後から終戦後までの流れが
意識して考えられているので、読み終える頃には
少女達と一緒に追体験したような感覚に。
その為、開戦前後の少女達の想いから、戦地での体験、
戦後彼女達が背負うことになる心身のトラウマ、
終戦後の理不尽とも言える世間の風当たり等、
ストレートに心に響きます。
具体的な内容を書こうと思うのですが、
全部凄すぎて、書けないのです・・・
(T_T)
そして、解説書としておすすめなのが
こちら。
NHK「100分で名著」
私は、kindleで購入したのですが、
なぜ、少女達が自ら戦地に赴こうと思ったのか、
当時のロシアの状況、政治的背景を踏まえ
わかりやすく解説してくれています。
一つの国として日本も大きな傷を受け、
また反省することも多々あると思います。
戦争を経験していない私が何も言えないのですが
この本は「証言文学」という形から
「世界平和への祈り」を表している素晴らしい
本。
平凡で良い、「弱者」「市井の人々」が幸せに
暮らせることが「平和」なのだということを
教えてくれました。
kindle Unlimitedなら無料で読めますので
まだ読んでおられない方でご興味ありましたら
ぜひ一度お手に取ってくださいませ (*^_^*)
あと、私自身は読んでいませんが、
コミック版は、絵柄がある分
具体的な臨場感が感じられるように思います。
(コミック出版元 角川さんの
公式YouTubeからお借りしました)
さて、力が入ったとこで、ちょっと息抜き。
国産茶葉を使った「和・紅茶」と「カステラ」です。
(以前の「和・紅茶」のblog記事は こちら です)
本日も最後までお付き合いくださり
ありがとうございました。
どうか、お風邪を召されませんように
+゚。*(*´∀`*)*。゚+
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